アプリ開発は、喜び1割!イライラ9割!

ゲーム開発会社でスマホのアプリを開発をしている。アプリ開発は、端から見ると楽しそうに見えるが、泥臭いことばかり。しかし、その中にも感動有り。アプリ開発を通して得たことをブログにしてみる。

一斉に呪いの音楽が鳴り響いた。システム障害発生したらユーザに対して補償が必要か?

突然、数万のユーザに対して呪いの音楽が鳴り響いた。


おきのどくですが
ぼうけんのしょ
きえてしまいました。

 

www.youtube.com

 

 

先日、大規模障害を引き起こしてしまった。

冷や汗もんだった。

その対応に一週間要してしまったが、やっと落ち着いてきた。 

 

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こんな議題が上がってきた。

 

システム障害発生したら、影響を受けたユーザに対してどんな補償が必要か?

宝石(ここでは課金しないと、手に入れることができなアイテムとする)を無条件で付与すべきか?

 

結論を言うと、「必ずしも宝石を付与しなくても良い」のではと思ったのである。

 

日本のアプリのほとんどは、障害が出たらお詫びとして宝石を与えている。

しかし、海外のアプリでは、補償という概念はないようだ。

宝石を与えることは、お金をばら撒いているのと同義だ。

 

障害が発生したときの補償内容を比較してみる 

 

ラブライブ

緊急メンテナンスのお詫びの場合

ラブストーン8個

金額にすると960円(ラブストーン1個あたりの値段が120円)

 

ログレス

もらえる魔晶石は不具合の程度によって違うようだ

私が確認したところでは、1個の場合と10個の場合があった。

魔晶石の数が一番多い場合の金額にすると1200円

(魔晶石1個あたりの値段が120円)

 

ブレフロ

私が確認したところでは、もらえるダイアの数は1つ。

おそらく不具合の程度によって、もらえる量が変わってくるものと思われる。

金額に換算すると120円。

 

おおよそ、ユーザが遊べない不具合ができたとき1000円の宝石を補償してるようだ。

 

1ユーザあたり1000円で、10万人が遊んでいたら1億円か・・・。

ポケモンGOみたいに、1日10億円稼いでいるアプリだと、大した額ではないが・・・。

 

稼げていないアプリで、アイテム補償による出費は痛い。

 

個人的には、宝石をばら撒くのではなく、課金アイテムをある期間だけ格安で

買えたり、課金アイテム半額チケットを渡すなどして補填でも良いと思う。

売上は落ちるが、宝石というお金をそのまま渡すよりは良いと思う。

リピータを極力減らさないようにする。

 

例えるなら、ラーメン屋で言うところのお詫びクーポンを渡すという感覚か。

 

 

課金が減るとサービスの継続が難しくなる。

だから、必ずしも宝石を付与しなくても良いのでは?

と自分なりに結論を出したのである。

 

ユーザが納得するかしないか問わず・・・